皆さんは、北海道の「会費制結婚式」ってご存知ですか?
もしかしたら、初めて聞いたと言う方もいらっしゃるかもしれませんよね。
北海道では8~9割位の方がご祝儀制ではなく、会費制の結婚式を行います。
これから北海道でお子さんが結婚式をあげられたり、北海道の結婚式にご招待された時の為に、以外と知らない北海道の会費制結婚式についてご紹介させていただきたいと思います。
式のお手伝いをする結婚式の発起人って?
北海道の結婚式では、新郎新婦のご友人や職場の同僚など、男女同人数位(4,5人位)が集まって結婚式の「発起人」が、準備や式のお手伝いをしてくれることが多いです。
ハガキの発送から、出欠の確認、余興の内容を考えたり、式の進行の補助などをしていただけます。
厳密に何を必ずすると言う決まりはないです。
発起人を出さない場合もあり、その場合は、式場の方が発起人の役割をしてくださることが多いです。
発起人へのお礼は?
結婚式の会費と同額のお礼をするのが一般的だと思います。
つまり発起人の方からは会費をいただかず、両家がその分を負担します。
会費をお支払いいただいて、お礼として会費と同額をお渡しする方もいます。
会費などについて
会費はどこで払うの?新札で?
招待制のように、のし袋にきれいなお札を入れてお渡しするのではなく、受付で会費の金額を支払います。
受付では、会費を払っていただいた方にチェックを入れて確認して会費はまとめてお預かりするので、その場でお財布からお金を出してお支払いしても大丈夫です。
例えば、ご夫婦お2人分一緒に払ってもOKです。
会費をお支払いすると、お2人をご紹介するプロフィールをいただけます。
会費っていくらくらい?
20年から30年位前は、1万円前後、どちらかと言うと1万円未満が多かった印象ですが、最近はかなり上がっているようです。
式を行う場所にもよりますが最近は、だいたい15000円から18000円位が主流のように思います。
会費の他にお祝いを渡したい場合は?
会費をお支払いする時に受付の発起人の方にお渡しします。
式が終わったら新郎新婦に渡してもらえます。
お祝いをいただいた方は、祝電紹介の時に新郎新婦にわかるように司会の方がお名前を読み上げます。
遠方から来ていただいた方へのお車代は?
はっきりした決まりはないのですが、親戚で遠方から来ていただいた方には、会費を負担することが多いように思います。
会費を出していただいて、宿泊費を負担したり、お車代をお渡しする場合もあります。
友人代表などのご挨拶をしていただく方を除くと、一般的にはお車代はお渡ししないことが多いと思います。
服装は招待制結婚式と違う?
お2人の結婚をお祝いするセレモニーなので、きちんとした正装で出席するのは同じです。
女性は、ほぼ招待制と同じ服装のように思います。
ただ男性は、親族以外の同僚、お友達の結婚式の場合には、黒色以外のスーツを着ている方が多いです。
ネクタイも白ではなく、お好みの色の物をつけています。
結婚式と言うと、男性は大抵、黒のスーツに白いネクタイが多いと思いますので、そこは北海道の式との違いかなと思います。
お料理は、招待制と違うの?
昔は、円卓にお料理が乗っていて、中華料理のような感じのスタイルが多かったですが、最近は、招待制と同じようにコースのお料理が増えてきたようです。
どんな形のお料理を選ぶかは、式場で幾つかの中から選べる場合もありますし、決まっている場合もあるようです。
飲み物は、円卓に置いてある場合や、1番後ろのお席の一角に飲み物コ―ナーが設置されている場合もあります。
引き出物はある?
引き出物は、お名前が書いてあるお席の椅子に置いてある場合が多いです。
金額的には、1500円から2000円位の物が多く、お式をあげたホテルのバームクーヘンやクッキーなどの洋菓子、鰹節、コーヒーや紅茶のセットなどが多いかと思います。
式を簡単にする場合など、引き出物はない場合もまれにあります。
最後の退場の時に来ていただいた方にありがとうの気持ちとして、小さな物を別にお渡しすることも最近は多いように思います。
2次会はあるの?
ある場合が多いです。
2次会は前もって予定されていて、結婚式のご案内と一緒に場所などの詳細を書いてある物が予め入っていて出欠のお返事をいただく場合もあります。
また、当日発起人の方に時間や場所をテーブルごとにご案内いただくこともあります。
まとめ
北海道の会費制結婚式の雰囲気が何となくわかっていただけたでしょうか?
親族のお席が新郎新婦に近いのも招待制結婚式とは、違う席順になっています。
会費が安くて招かれた方の負担が少なくお祝いしていただけるイメージでしたが、最近は会費が上がってきているようですね。
北海道に限らず、その地方によって他とはちょっと違う結婚式があるのかなぁと思います。
どんな結婚式であるにせよ、新郎新婦のお幸せを心からお祈りしたいですね!
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