うちの娘は、大学に入って第二外国語として中国語を取りました。
もっと中国語を学びたいと思っていた所に交換流学の構内選考会があり、運良く選んでいただいて1年間の中国留学をしました。
親としては違う国に年頃の女の子が1人で行くことがとても心配でしたが、1年後に帰ってきた娘は驚くほど成長してました。
中国留学と聞くと、私と同じように大丈夫かなとご心配されるご家族の方がいらっしゃると思います。
私が親として感じたこと、娘の体験談をお伝えすることでこれから留学される方の少しでもお手伝いができたらと思っております。
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交換留学は魅力的
大学に籍を置いたまま行き先の大学で単位を取得出来ます。
例えば2年生始めから1年間留学をして1年後に戻った場合、2年生からやり直すのではなく、そのまま3年生に進級出来ます。
大学時代の一定期間を違う国の大学で学ぶことが出来て、様々の国の方々との交流が持てることは素晴らしいことだと思います。
事前に用意したもの
★学生ビザ
早めの申請が必要です。
★パソコン
宿題の提出、寮の部屋にはテレビがないため情報を得たり、配信のドラマで中国語の勉強にもなったようです。
★スキンケア用品
化粧品やメイク道具などは、日本のように沢山の種類のものがないようです。
★衣類
日本のように低価格で品質のよいオシャレな物はあまりないようです。
向こうで買うよりもある程度持っていかれる事をお勧めします。
うちの娘は最低限の用意でしたが女の子は、大きなスーツケース3つもの荷物を持ってきている方もいたそうです。
大学での暮らし
日本とは違う図書館の利用法
日本で図書館と言えば本を借りると言うイメージですよね。
ところが中国の図書館は勉強をする場所のようです。
大学の図書館は24時間空いていて、放課後から夜中まで、大勢の勉強する学生で座る席がないこともあるようです。
学生の意識の高さ
娘は中国語の授業のわからない所を英語で質問する、と言う感じで中国語を勉強していったようです。
日本の大学生よりも学生全体がとても学習意欲が高い印象を受けたようです。
大学には日本の中学生の年齢の学生が何人も短期留学で来ていて、英語の他に2、3カ国を話せるそうです。
日本人は英語もなかなか話せない方も多い中で、語学レベルの高さには驚かされました。
寮での暮らし
娘の通っていた大学は広東省の広州市にあり、敷地はかなり広く、大学の敷地内に15階建ての大学の寮があります。
娘の部屋は8階の1人部屋で、机、タンス、ベットがついていてシャワー、トイレ付きでした。
洗濯機は共同で1回の使用代金は、日本円で60円位だったそうです。
門限があり平日は10時まで、土日は11時までに帰らないと中に入れてもらえなくなるそうです。
周りの環境、食べ物
上海の方はマスクをされている方が多いですが、広州は空気汚染の心配はそれほどされなくてもいいと思います。
日本のイオン系のスーパーがあるようで買い物には不自由しなかったようです。
特に果物が新鮮で日本よりも安くて美味しいそうです。
暮らしてみて必要に感じた物
★お菓子
最初は何かとわからない事が多いので、親切にしてくれたお友達に渡せるようなお菓子を幾つか用意するとお礼に渡せます。
抹茶などの日本のお菓子はとても喜ばれるようです。
★100均の便利グッズ
中国では100円ショップがないようなので、向こうで何を買うと100円以上するようです。
100円ショップであらかじめの購入した方が品質も含め安心出来そうです。
★折り畳み傘
中国でも売っているようですがお値段も高く、重いようです。
時期によっては突然の雨もあるようなので用意が必要です。
★タオル
日本で買うよりも質の割に高いようです。
★洗剤、柔軟剤
日本で使っている物はほとんど売っていないそうです。
匂いがかなりきつい物が多いようなので気になる方は持参された方がいいです。
★インスタントラーメン
カップラーメンの1部の商品はあるようですが、お値段は高いようです。
ラーメンの袋麺、うどん、そばは見かけたことがないようです。
★お茶漬けのもと
お米が日本の物と違ってパサパサしているそうなので、お茶漬けのもとは重宝したようです。
逆にふりかけを持っていったのですがほとんど使わなかったようです。
★現地の旅行雑誌
荷物の追加を送る時に頼まれて本屋さんで購入して送りました。
少し慣れてくると周辺に出かけることが多くなり、情報がわかりますし、現地では手に入らないのでとても助かるようです。
荷物を送る時の注意
日本からは荷物を送る場合は、郵便局に専用の用紙があります。
送る時に品名を記入するのですが、日本製の物は人気で粉ミルクや日本製の赤ちゃん関連の物と書くと中身が抜き取られる事があると言う信じられない事を郵便局の方にお聞きしました。
私の送ったものは3日位で届き、運良く3回とも開けられることはなかったのですが、無くなった物の保証などは難しいと聞きました。
娘が送ってくれたハガキが3カ月経って届いたのにも驚きました。
まとめ
中国と聞くと食品偽装などのイメージがあり、あまり良い印象を持たない方もいらっしゃると思います。
私は娘が帰国してから中国がどんな国なのか興味が湧き、2回行きましたが、人々は皆明るく電車では席を譲るなど、とても良い印象受けました。
娘いわく、周りの目を気にせず自分自身を持っていて良い意味で自由に楽しく生活しているそうです。
親元から離れて知らない国へ行く事はとても心配ですが、お子さんは沢山の事を吸収して大きな成長を遂げて帰ってくると思います。
どうぞお子さんを笑顔で送りだしてあげてください。