こんにちは。
若い頃は何を何時に食べても太らなかったのに、最近はちょっと夜遅くに食べたり、お酒を少し飲んでもすぐに太ってしまうなんて感じる方は多いのではないかと思います。
食品を買う時に糖類、糖質、糖分の表示をチェックしてしまったりしますよね。
そもそもこの3つの違いってご存じですか?
何となく「数字が低い物の方が太らないはず」「糖質0これなら大丈夫」などと勝手に考えて判断してしまっていませんか?
「糖質・糖類・糖分の違い」をお伝えしようと思います。
糖質とは?
どんな栄養素?
糖質は、タンパク質、脂質と共に、三大栄養素の1つです。
身体のエネルギー源として利用されます。
穀物に多く含まれている栄養素になります。
炭水化物イコール糖質ではないです。
糖質は、食べてエネルギーの素になるもののことを指します。
糖質=炭水化物から食物繊維を抜いたもののことを言います。
アサヒビールのスーパードライにはこのように記載されています。
注意ポイント
食物繊維には、オリゴ糖などが含まれていないこともあり、食品のよっては多かったり少なかったり若干の誤差があるものもあります。
糖質は、糖類、多糖類、糖アルコール、合成甘味料などのことです。
◎糖質は、体内に入って消化、吸収されます。
◎脂質などに比べて分解、吸収が早いのでエネルギー源として素早く働きます。
注意ポイント
高エネルギーな食品、例えばお肉、お魚、チーズなどは糖質が多く思われがちですが、糖そのものが多いわけではないです。
*こちらは台湾のブドウ味のビールの記載です。
*こちらはカンボジアのアンコールビールの記載です。
余談ですが、カンボジアで買うと70円位ですが、日本のお店で飲むと1000円以上するみたいです。
このように海外では、私が今まで確認した限りでは、糖質なのどの記載が無いように思います。
糖類とは?
糖類の種類
糖質は、化学構造の違いから
★単糖類
◎ブドウ糖(最も小さい糖類です。)
根菜類や果物に多く含まれます。
◎果糖
野菜、果物、はちみつに含まれます。
◎ガラクトース
母乳、牛乳などに含まれています。
*特に乳児に必要です。
★多糖類
●でんぷん→多数のブドウ糖が結合したもの。
でんぷんは、米、パン、穀類、パスタなどに多く含まれます。
●グリコーゲン→多数のブドウ糖で出来ています。
筋肉の中、動物の肝臓に含まれています。
*多糖類は、食事の約半分位の割合が良いとされています。
★少糖類の中の二糖類
●ショ糖→ブドウ糖糖+果糖 (ブドウ糖と糖果糖が結合したものです。)
ショ糖=砂糖 サトウキビなど。
●乳糖
母乳、牛乳などに含まれています。
●麦芽糖
麦芽、水あめなどに含まれています。
★少糖類
●オリゴ糖
母乳、味噌、大豆、オリゴ糖の入った加工食品などに含まれます。
に分かれます。
糖分とは?
糖分は、明確な定義は決まってなく「糖質」と言う意味で使われたり、時には「糖類」の意味で使われたりします。
通常、砂糖など甘味料としての糖質のことを「糖分」として使っていたりしますので、ほぼ同じように使われることがあります。
糖質オフと糖質0の違い
★糖質オフ、控えめなどと表記されている場合
◎飲料100mlに含まれている糖質が2,5g未満
◎食品100gあたり含まれている糖質が5g未満
であれば「糖質オフ」と表示可能になります。
★糖質ゼロ、レスなどと表記されている場合
◎100ml,または100gあたりに含まれている糖質の量が0.5g未満であれば「ゼロ」と表示しても良いことになっています。
ポイント
糖質0の場合は、数字が少ない場合全くの0ではないことになります。
また、糖類0の場合は、糖類に当てはまらない糖質を使うことは出来ることになっています。
注意ポイント
チョコレートや缶コーヒーにも「糖類ゼロ」の表示を見かけますが、砂糖、ブドウ糖、果糖は含まれていませんが、甘味料は含まれている場合が多いので注意です。
低糖質とは?
食品100ml当たりに対して2,5g以下、100gに対して5g以下の糖質が含まれていることを指して言います。
「ライト」「糖質オフ」「〇〇控えめ」などの表示がされているものが低糖質に含まれます。
まとめ
糖類、糖質、糖分の違いがわかりましたか?
糖質が少し含まれていてもゼロを書かれていることをご存じない方は多かったのではないでしょうか?
ゼロ=入っていないとついつい解釈してしまいがちですよね。
また、糖質ゼロと記載していても、甘味料が入っていることをお忘れなく!
糖が入っていると太るかな?と思ってしまいますが、甘いからこそ美味しい物って沢山ありますよね。
糖の表示を気にしながら食べる事、飲むことを楽しんでいけるといいですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。